11月02日(日)、板橋区立小豆沢体育館におきまして第二回目の東京連合段審査会が開催されました。
10月末の前回の居合道大会に続き、翌週開催となったこの段審査。さらに翌週には、学生合気道新人戦と続くこともあって、合気道だけでも多数の学生の受験者もおり、 加えて居合道、杖道、柔拳法とすべての種目で受験者がいたため、時間的にはかなりいっぱいいっぱいの中で開催されました。
さらに今回の段審査では、現在初傳、中傳の研修中の先生方の実地研修も行われ、審査後には初傳、中傳教範になったみなさんの認証式なども行われました。
合気道初段戦からスタート。初段戦では、捕技乱取試合が行われました。
全般的に入身や体捌きといった基本的な部分でのミスも多く、勝敗の差もそこがポイントになっていたようです。
そしてこれが一転するのが、二段・三段戦。試合経験の差、技の切れ、初動の速さ、さらには技の質ともに、初段戦とは格段の違いを見せてくれました。
さて合気道が終わって開催されたのが、杖道(捕杖乱取)、居合道(抜刀試合)、柔拳法(組手乱取)。合気道で時間も押して、ちょっと押せ押せの中、試合及び形審査が実施されました。
杖道:
杖道は、初二段の審査が実施されました。基本に忠実に技をかけている方は比較的いい試合を見せていましたが、まだまだ試合慣れしていないせいか? あるいは緊張のためか? 技が中途半端になったり、杖操作がおかしかったりと問題も多かったようです。
柔拳法:
こちらは前回に続いて受験されている方が中心。こちらも、初二段の審査が実施されました。投げがない分、突きと蹴りの攻防が中心になるせいか、比較的相手との間合いが近い状態での試合が多かったようです。どの選手も相手の懐に飛び込んでの中段突きは、よく決まっていたようでした。
居合道:
初段戦中心となりました。切付不正確、納刀不十分による相打ちがちょっと目立った感がありました。そうした試合が続くと一つでもポイントを取った方が圧倒的に有利に。試合が終わってみると、1:0 だったり、2:1 だったりと僅差の試合が多かったのは、反面 ミスによる相打ちもかったことにも起因していたようでした。
さて本来 時間的に余裕があれば、会場で実施される予定だった認証式。
会場の都合上場所を変えて、今回新たに初傳教範、中傳教範になられた方々の認証式がその後実施されました。今回は、実地研修もかねて昇段審査では、主審・副審を行っていただきました。特に、今回初傳になる先生方の緊張ぶりは、傍から見ても一目瞭然。かなりの緊張の中、初の副審を経験されていたようでした。
新中傳教範、新初傳教範の諸先生方におかれましては、段審査、各大会などでの今後の活躍が期待されています。
早いもので、年3回開催される東京連合段審査会、次回の東京連合段審査会は、2026年2月の予定です。
詳細は再度告知させていただきますので、しばらくお待ちください。
本年最後の段審査会。受験者の皆様は、申込期限などお間違えのないようお願いいたします。
申込期限は、受験日から逆算して1週間前までとなります。
