令和五年度・第一回東京連合段審査会
去る6月11日(日)、板橋区小豆沢体育館 第一武道場におきまして、令和五年度・第一回東京連合段審査会大会が実施されました。
合気道初段、二段、杖道初段、二段、そして居合道二段、三段の各審査と、形審査が実施されました。

【合気道】
13時半過ぎ、合気道から段審査がスタート。合気道初段戦、二段戦と、2コートに分かれて同時にスタート。
初段戦の方は、初めて受験されることもあってまごついているケースも散見されたようですが、二段戦においては、多彩な技が、スムースに繰り出され、
レベルの高い試合展開となりました。
二段戦では、技のレベル的にはどの選手もレベルは高く、大差が付きにくい激しい試合でしたが、そうした中でも、突き・蹴りに対する捌きがきっちりできていないところで、
その勝敗が分かれていたようです。
また最後の審判をされた先生からの注意の中でも触れられていましたが、試合とは言えやはり技をかける場合には相手にも配慮して、
しっかり庇い手の部分についてもとるようにとの指摘もされておりました。
【杖道】
合気道終了後に実施されたのが、杖道及び居合道の各審査となりました。合気道の受験者が多かったため、スタートはちょっと遅めの15時ちょっと前から。
試合の方は、杖道初段、二段戦が実施されました。こちらも、緊張を隠せない初段戦に比べると、二段戦のスムースに繰り出される技にはやはりそのレベルの違いを感じさせられるものがありました。
ただし、初段にしても、二段にしても、技そのものは相対的にスムースに出ており、捕杖乱取がだいぶ根付きつつあるところが感じられました。
一方で竹杖乱取で受験される方が少ないので、一抹の寂しさを感じるところでもあります。
最後に実施された居合道二段、三段戦ですが、こちらは受験者も少なかったため、変則的な形で試合の方が実施されました。
試合の方は、上段位の審査だけに互いに納刀ミスも少なく、その技の切れ、受けの正確さで勝敗が決する形になっていました。
ただし最後の審判をされた先生からの指摘にもありましたが、相対的に切りつけがちょっと高めだったようです。
上段位だけに、次回の審査に向けて、この辺りは修正してくるものと期待されています。

2023年という意味では、二回目、令和5年度ということで言えば第一回目の段審査でしたが、大勢の方が受験、久しぶりのにぎやかな段審査となりました。
あいにく今回形審査まで進めた方は、合気道二段受験者一名でしたが、今回形審査まで進めなかった選手の方々も、学生さんにおいては、7月の学生大会、
そして、次の段審査と続きますので、くれぐれもケガなどせぬように十分注意し稽古して、万全の態勢で臨んでいただければと思います。
次回の段審査の予定については、決定しましたら、改めてお知らせいたします。
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