13時15分開場、13時過ぎには続々と選手の皆さんがご両親などとともに来場。13時45分、開会の辞に続いて、試合に先立ち 審判長・小野師範による諸注意があった後、
A会場、B会場に分かれて、小学生の部、組手乱取、打込乱取、打込・綜合乱取、捕技乱取の各試合がスタートいたしました。
Aコート、Bコートに分かれて、小学生の部、組手乱取、打込乱取から試合がスタート。体格差、習熟度に配慮して試合が組まれました。
引き続きマスク着用は各人の判断にお任せし、さらに試合では発声は勝敗の判定には含まれないものとして、行われました。
もちろん試合も白熱してくると、選手として出場している元気な子供たちの、"面"、"胴" の発声や、"エイ" という元気な発声たけではなく、お友達や、ご両親からの声援や拍手で、
会場内は、盛り上がりを見せておりました。
このクラスは、体格差や習熟度の違いはあっても、始めて間もない8級や、7級の子供たちが、自分より上の4級の選手下して入賞を果たすといったケースが多いこと。
試合の場で緊張して、残念ながら普段の力を発揮できない子もいれば、一方で大会の場で輝きを魅せる子供たちがいるのは、このクラスの面白いところです。
なお小学生の部、捕技乱取では、数十年ぶりとなる北海道綜武館からの出場選手みなさんが大活躍。優勝から3位までを独占。普段の稽古の成果を発揮されていました。
小学生の部、個人戦の後に開催されたのが団体戦。チーム対抗戦です。南總綜武館、坂戸綜武館、板橋綜武館、埼玉連合の各道場・団体で競われました。
試合の方は、先鋒戦:打込乱取、次鋒戦:組手乱取、中堅戦:打込または綜合乱取、副将戦:捕技乱取、大将戦:綜合乱取、として行われました。
どの団体も、普段の稽古の成果を発揮、一回戦から代表戦にもつれ込む試合もあったりと熱戦が繰り広げられました。決勝戦に勝ち上がったのは、坂戸綜武館と埼玉連合の2団体。
埼玉同士の戦いとなりました。
先鋒戦・打込乱取を坂戸がとり、先行。埼玉連合は一名欠場のため、副将・大将戦で勝ち続けないといけない不利な状態に。副将戦となった捕技乱取では、見事に埼玉連合が返して、
あと一歩のところまで追いつきましたが、大将戦を坂戸綜武館が勝ち取って、結果的に3対1、1引分となり、坂戸綜武館が優勝を果たしました。
団体戦の後、中学生の部が始まる前に、今回は模範演武が実施されました。合気道の基本技、返し技が披露されました。
小学生の部を終えた選手、そしてこの後試合をする中学生の部の選手の皆さんが注目する中、当て技、小手技などが披露されました。
さて演武を挟んで、その後に実施された中学生の部、昨年に比べると、参加者はかなり減って、綜合乱取、捕技乱取ともに試合数は少なめ。
しかし中学生ともなると、綜合乱取では打ちばかりではなく、投げを狙う選手もいるなど、激しい試合も見られました。
今回試合はすべてBコートで実施。捕技、綜合ともに熱戦が繰り広げられました。
試合の合間や、試合後の待ち時間など、普段はあまり話しをする機会が少ない他の道場で稽古している子とお話したり、お友達になったりと、
参加した子供たちにとっては、試合での成果もさることながら、試合以外でもお互いの交流の場となるいい機会だったようです。
会場内を見回すと、別の道場や団体の子供たちどうしが、ゲームの話や学校の話をしている姿が、そこここで見受けられました。
来年も会おうな?というお互いの再開を約束する子供たちも。ほんのりする一場面でした。