13時、開会式が始まり、開会の辞や祝辞などひととおりのセレモニーのち、13時半前には、
熱戦の火ぶたが切って落とされました。
第34回大会から始まった団体戦。新人戦ということもあって、打込乱取(先鋒)、組手乱取(次鋒)、
打込乱取(中堅)、捕技乱取(副将)、綜合乱取(大将)といった、5試合が行われました。
立教大学、日本大学理工学部、東京電機大学による総当たり戦というかたちで、個人戦を前に熱い試合が展開されました。
立教大学が、他の2団体を寄せ付けず2勝して優勝を果たしました。
第34回大会から始まったこの団体戦。当初のウォーミングアップイベント的なものから本格的に団体戦として定着しつつ
ありますが、新人生を対象とした団体戦、今後も目が離せません。
合気道・打込乱取試合:12名と、ちょっと少なめのエントリーで始まった打込乱取試合。
どの試合も、激しい打ち合いが展開されました。
さてAブロックからは杉本選手(立教大)と、中村選手(立大)が、Bブロックからは、持塚選手(東京電大)、松本選手(立大)
が準決勝へ。その後さらに、杉本選手と松本選手が決勝へと駒を進めました。
決勝戦では、試合開始早々に杉本選手の左胴打ちが決まり先取すると、その後は一進一退お互いに積極的な攻撃を展開。
終盤さらに、杉本選手が左胴を決め、合わせ技にて、優勝を果たしました。
合気道・組手乱取試合:組手乱取試合は、21名のエントリーでスタート。
組手乱取も、一回戦、二回戦から、接戦の連続。副審の判定も、割れる試合が多かったようです。
さてそうした接戦の中、青柳選手(埼玉学連)、小野選手(立大)、八幡選手(立大)、松本選手(立大)と、
ここの試合は、立教大学勢が大活躍。さらに、決勝に勝ち進んだのは、小野選手と、八幡選手で、立教同士での決勝となりました。
技の差はほとんどないものの、小野選手が終盤に見せた一瞬の戸惑いで、技の流れた止まってしまったところの差もあり、
八幡選手が優勝を果たしました。
捕技乱取:21名と例年になく大勢のエントリーで始まった捕技乱取試合。初戦から僅差の試合が続き、組手乱取同様、
捕られてから技に入るまでのタイミング、体捌きの間違えなどの僅かな差が試合の勝敗を分ける形になりました。
そんな中、Aブロックからは、渡辺選手(埼玉学連)と梅津選手(立大)が、またBブロックからは、福田選手(電大)と荒井選手(日大理工)が準決勝に進出。
さらに、その後、杉田選手と福田選手が決勝戦に駒を進めました。
決勝戦。副審の判定も別れるぐらい、こちらも僅差。途中まで福田選手が有利に進めていたものの、終盤杉田選手の蹴りに対して、
十分に捌き切れていなかった部分が決めてともなって、杉田選手が優勝を果たしました。
綜合乱取:15名のエントリーで始まった綜合乱取。打込乱取と違って、投げがある分だけ相手との間合いの取り方や、
打ちに入るタイミングがより難しくなります。
綜合乱取では、どの試合も、隙あらば打ち、そして隙あらば投げと、1・2回戦から、応援する側も、一瞬も目を離せない試合が展開されていました。
その中で、準決勝に勝ち進んだのが、杉田選手(立大)、志村選手(日大理工)、西岡選手(立大)、そして門脇選手(立大)の4名。
さらに決勝へは、志村選手と西岡選手が勝ち進みました。
決勝戦では、両者激しい打ち、そして投げの攻め合い。お互いに綺麗に打ちが決まるものの相打ちになること2回。志村選手の打ちからの投げの攻撃を見せれば、
負けじ門脇選手も打ちから投げへと技を見せる。そんな試合の後半、門脇選手の打ちをうまく捌き巻き込んで投げ、そしてそのまま寝固めに持ち込んだ志村選手が
見事、優勝を果たしました。
新人戦における団体戦もすっかり定着し、新人戦ならでは、組手乱取や打込乱取がある試合構成になっているものの、学生選手権同様、
最初から熱い戦いが繰り広げられ、さらにちょっと動いたことで落ち着いて、個人戦にも取り組める部分では、出場している選手にとって、
モチベーションが上がる面白い構成になってきました。
今回の新人戦は、終始激しい試合の連続。ぜひ動画でもご覧ください。

≪ 大会結果 ≫
順位 |
氏名 |
所属 |
団体戦 |
1位 |
立教大学 |
2位 |
東京電機大学 |
3位 |
日本大学理工学部 |
組手乱取試合 |
1位 |
八幡 陽菜 |
立教大学 |
2位 |
小野 未里 |
立教大学 |
3位 |
青柳 祐介 |
埼玉学生連合 |
敢闘 |
松本 將希 |
立教大学 |
打込乱取試合 |
1位 |
杉本 悠 |
立教大学 |
2位 |
松本 將希 |
立教大学 |
3位 |
中村 敦志 |
立教大学 |
敢闘 |
持塚 大輔 |
東京電機大学 |
|
順位 |
氏名/団体 |
所属 |
捕技乱取 |
1位 |
梅津 勝盛 |
立教大学 |
2位 |
福田 千紘 |
東京電機大学 |
3位 |
荒井 綾介 |
日本大学理工学部 |
敢闘 |
渡辺 泰実 |
埼玉学生連合 |
綜合乱取試合 |
1位 |
志村 大輔 |
日本大学理工学部 |
2位 |
西岡 佳將 |
立教大学 |
3位 |
門脇 誉幸 |
立教大学 |
敢闘 |
杉田 洋祐 |
立教大学 |
|