14時に開会式が始まり、開会の辞や祝辞などひととおりのセレモニーのち、早々に試合へ突入。
熱戦の火ぶたが切って落とされました。
抜刀試合:20名び選手がエントリーした抜刀試合。ひしめくベテラン勢の中にあって、若い新しい力も健闘。1・2回戦から僅差の接戦が繰り広げられました。
こうした接戦の中、勝ち上がってきたのは、稲見選手(松戸)、志賀選手(松戸)、田中選手(坂戸)、そして服部選手(埼玉)と、松戸勢同士、坂戸勢同士の準決勝となりました。
準決勝第一試合では、志賀選手見事な太刀捌きを見せてが決勝に。また第二試合では、ともに接戦となりましたが、経験の差か?延長戦にもつれ込んで田中選手が惜しくも納刀ミスをして、服部選手が決勝へ。ベテラン勢同士の決勝戦となりました。
決勝戦では、接戦となりましたが、二本先取した志賀選手が、服部選手を抑えて優勝。
三位には接戦の末、田中選手が稲見選手を抑えて入賞いたしました。
捕杖乱取試合:さて捕杖乱取ですが、こちらも16名のエントリーで試合がスタート。こちらも、1・2回戦から接戦の連続。その一瞬の迷いが勝敗を分けることにもなっていたようです。
そんな中、準決勝にコマを進めたのは、武田選手(千葉)、滝口選手(松戸)、志賀選手(松戸)、そして佐藤選手(松戸)の4名。千葉勢が占める形となりました。
準決勝第一試合では、武田選手の終始落ち着いた、そして素早い杖捌きがさえて、滝口選手を抑えて決勝に。また第二試合では、志賀選手が佐藤選手を抑えて決勝へコマを進めました。
そして決勝戦。どちらも終始落ち着いた杖捌きを見せていましたが、武田選手の捕りからの投げへのスムースな流れは、ここまで善戦してきた志賀選手をも抑え見事に優勝を果たしました。
三位には、佐藤選手が、滝口選手を抑えて入賞を果たしました。
自由形試合:6組と出場組が少なかった自由形試合。
全体的には、惜しいところでのミスもかなり目立っていたようです。本番という緊張の中での形試合ということもあって、細かいミスによりタイミングがずれるケースもあり、
こうしたミスが少なく、さらにしっかり刀が振れているかどうかが大きく点数に現れたようです。
見事優勝を果たしたのは、滝口・石井組(本部)、準優勝は東郷・田中組(坂戸)、三位に服部・蓮見組(武蔵嵐山)、そして敢闘賞には稲見・永瀬組(松戸)が入賞を果たしました。
既定形試合:こちらは、全部で8組が参加。道場団体に加え、学生会・帝京中高が参加してスタートいたしました。
既定形の場合、三人の動作がそろっていると言ことも審査基準にはあるものの、当然それだけではなく、力強く・実践的な部分も求められます。
しかし本番となると、緊張もあってか、どうしても三人の動作をそろえるという部分が前面に出すぎるせいか、動作はそろっていても、刀が振れていない、
つまり、単に刀を置きに行くような動作が目立ってしまうというケースが多かったように感じられました。逆にそんな中で、しっかり刀が振れていた力強い演武を見せていた組が上位を占めていたようです。
見事優勝を果たしたのは、佐藤・永瀬・池田組(松戸)、準優勝は神谷内・善波・浅見組(坂戸)、三位に高瀬・田中・中村組(本部)、そして敢闘賞には前田・中川・渡辺組(埼玉)が入賞を果たしました。

≪ 大会結果 ≫
順位 |
氏名/団体 |
所属 |
個人戦 |
抜刀試合 |
|
1位 |
志賀 英祐 |
(松戸綜武館) |
2位 |
服部 美賢 |
(坂戸綜武館) |
3位 |
田中 潤之助 |
(坂戸綜武館) |
敢闘賞 |
稲見 真也 |
(松戸綜武館) |
捕杖乱取試合 |
|
1位 |
武田 康 |
(千葉綜武館) |
2位 |
志賀 英祐 |
(松戸綜武館) |
3位 |
佐藤 晋一郎 |
(松戸綜武館) |
敢闘賞 |
滝口 正和 |
(松戸綜武館) |
|
順位 |
氏名/団体 |
所属 |
団体戦 |
自由形試合 |
|
1位 |
滝口 祐恵/石井 恵子 組 |
(本部綜武館) |
2位 |
東郷 将希/田中潤之助 組 |
(坂戸綜武館) |
3位 |
服部 美賢/蓮見 直美 組 |
(武蔵嵐山綜武会) |
敢闘賞 |
稲見 真也/永瀬 桃菜 組 |
(松戸綜武館) |
既定形試合 |
|
1位 |
佐藤/永瀬/池田 組 |
(松戸綜武館) |
2位 |
神谷内/善波/浅見 組 |
(坂戸綜武館) |
3位 |
高瀬/田中/中村 組 |
(本部綜武館) |
敢闘賞 |
前田/中川/渡辺 組 |
(埼玉綜武館) |
|