当初より開催時間がずれて、14時に開会式が始まり、開会の辞や祝辞などひととおりのセレモニーのち、14時半前には早々試合へ突入。
会場の都合により、幼少年部の組手・打込乱取試合は、多少狭めでしたが、会場を2つに分けでA/Bの2会場でスタートいたしました。
幼少年打込乱取:元気いい子供たちの打ち合いが繰り広げられました。
11名の子供たちによって、競われた打込乱取。打ちが届いていなかったり、逆に近すぎてしまったりと、
まちまちではありましたが、そして反則をとられる子も少なく、元気いっぱいに大きな声で打ち技を繰り出していました。
さて試合の方は、佐々木君(坂戸綜武館)と石田君(玉川綜武館)が、決勝へ。激しい打ち合いの末、
白の石田君は、身長では断然不利ではありましたが、善戦。身長で勝る佐々木君の上からの打ちをうまくかわしながら、攻撃。
しかしながら惜しくもガードしきれずに正面打ちで2本技ありをとられて優勝は、佐々木君が勝ち取りました。
幼少年組手乱取:組手乱取ではレベルもまちまちですが、さすがに決勝に進出した難波さん(上富綜武館)と、
高橋君(坂戸綜武館)の試合は、両者ともに、残心も投げもしっかりできていて、接戦。僅差で、高橋君が優勝したものの、見事な試合でした。
小学生綜合乱取:小学生の部は出場者が少なく少数精鋭の試合でした。
決勝に進出したのは、田崎君(坂戸綜武館)と栗原君(上富綜武館)。体格はほぼ一緒。
共に投げを武器に勝ち上がってきた二人でした。
開始早々、赤の田崎君が逆抱えの捨身を仕掛けると、栗原君はあっさりをかわし、
そしてその後の試合再開と同時に、今度は栗原君が逆抱え仕掛けて見事に、田崎君を投げて、
技ありを取り、さらにその後の試合再開後、赤の田崎君が正面打ちに来たところをまたしても、
栗原君が逆抱えで田崎君を投げ切って、技あり2本とり見事に優勝を果たしました。
小学生捕技乱取:捕技乱取もやはり出場者が少なく少数精鋭の試合となりました。
決勝戦に勝ち進んだのは、小林さん(坂戸綜武館)と宇佐美君(坂戸綜武館)。小林さんの技も見事でしたが、
それを上回る宇佐美君が小林さんを抑えて優勝を果たしました。
中学生綜合乱取:さて中学生の部の綜合乱取試合。7名のエントリーで始まった試合でしたが、
このクラスになると、打ち・投げともにバランスよく攻める子供たちも多く、今年も見ごたえのある試合が続きました。
この中で接戦を制して決勝に残ったのは、赤・水村君(上富綜武館)と白・蓮見君(玉川綜武館)でした。
水村君の打ちをかわしながら果敢に投げに入る蓮見君。ただし、体格差もあり中々懐に入っても、投げきれない。
ただし両者とも技なしで判定にはいると、終始攻撃の姿勢を示した白・蓮見君が優勢勝ちとなりました。
中学生捕技乱取:こちらは、7名のエントリーでスタート。初戦から順当に勝ち抜いてきた、平田(千)さん(坂戸綜武館)と
やはり準決勝では、吉原さんと接戦になったものの、その接戦を勝ち抜いた平田(百)さん(坂戸綜武館)の姉妹による決勝となりました。
受けからの投げに入るまでのスムーズさはどちらも対等。しかし、繰り出される技のバラエティさで、差がでて、白の平田(千)さんが見事優勝を果たしました。
団体戦:団体戦は、先鋒、次鋒、中堅、副将、大将の5名一チームで競われる競技で、先鋒、中堅、大将が綜合乱取。
次鋒、副将が捕技乱取といった形で五試合の勝ち負けで勝敗が決まります。
個人戦でも活躍している選手が多く、捕技乱取、綜合乱取ともに見事な試合を見せてくれました。
決勝戦は、千葉連合 対 西埼玉の組み合わせ。両者とも一歩も引かず、大将戦が終わった時点で2対2、1引き分けとなり。代表戦にもつれ込みました。
大将戦が終わったばかりで、疲れているところだとは思いましたが、仲間の後押しを受けて、代表戦は、再度大将どうしの対決。
二人が登場すると場内からは大きな拍手が。大将戦では惜しくも負けてしまった白の大将・宇佐美君が試合早々に逆抱えで赤の大将・高橋君を投げて、
まずは先に技ありをとると、その後は両者共に、相譲らない試合が続き、タイムアップ。白の宇佐美君が、大将戦で負けたお返しをした形になり、
西埼玉が見事に優勝を果たしました。