第26回日本学生合気道新人戦
開催日:11月11日(日)
場所:立教大学新座キャンバス体育館

11月11日(日)、埼玉県新座市にある立教大学新座キャンパス体育館におきまして、第26回日本学生合気道新人戦が開催されました。
すっかり秋も深まり、冷えこんだ一日。これまで世田谷の日大の体育館を利用していましたが、日大の体育館改装に伴い、
今回は立教大学新座キャンパス体育館が会場に。体育館の中の一室の武道場は、柔道場2面が余裕を持ってとれる使いやすいサイズの武道場。
今回は、坂戸・城北の各綜武館からも選手が参加、総勢50名近い選手の間で競われました。熱気のこもったものすごい声援の中で、
選手の皆さんが元気よく普段の稽古の成果を発揮されていました。
打込乱取試合:
毎回激しい打ち合いになる打込乱取試合。16名がエントリーし、激しい攻防が繰り広げられました。この打込乱取試合は、
綜合乱取への移行する課程における試合として学生の新人戦で取り組まれているもの。やはり試合に慣れていないと言うことで間合いの取り方に多少問題があり、
近づきすぎて打ちが深かったりしたケースは散見されましたが、全体的にはここ数年上手になっているようで、反則も少なく、
かつしっかり間合いを考えて攻撃をしている選手も多かったようです。 多くの選手が参加した打込乱取でしたが、
終始落ち着いた試合を見せていた高橋選手(立教大学)が見事に優勝を、打込乱取では、終始相手との間合いをしっかりとって、
自分の間合いで打ちをみせていた長谷川選手(日大)が一回戦から安定した力を発揮し、 今大会優勝を。準優勝には、木村選手(日大理工)、
三位に岡部選手(日大理工)が入賞。この分野では久しぶりに日大勢が大活躍いたしました。
組手乱取試合:
組手乱取には、19名がエントリー。まだまだ試合慣れしていないために、どうしても緊張のせいか普段の力を発揮できず力みすぎたりする面は多少見受けられましたが、
皆さん健闘。こうした中でも落ち着いて、かつ力強い技を披露してました。試合は比較的接戦が多く、この接戦を征して優勝したのは、
終始落ち着いて安定した技を見せていた寺島選手(日大理工)。そして準優勝には、石川選手(立教)、そして三位には下村選手(立教)が入賞いたしました。
まだまだ技の掛かりが不十分であったり、体捌きにいい加減なことろがでてきたりと、今後に向けての課題はありましたが、比較的技自体はスムースに出ていたようです。
捕技乱取試合:
こちらは、城北・坂戸の各綜武館からの出場選手もおり、かなり学生達は苦戦を強いられていたようです。1級あるいは初段クラスの選手達、総勢11名がエントリー。
多少の試合経験もしている選手であっても、やはり城北・坂戸綜武館の各選手に比べると、そこはまだまだ経験という点で試合という場での立ち振る舞いに差が出てくるためか、
その差が試合結果に結びついているという一面もあったようです。今回の捕技乱取試合では、各大学の学生を抑えて、不二山選手(坂戸綜武館)が優勝を、
準優勝には昨年の大会組手乱取の部で優勝を果たした平木選手(立教)が食い込む形になりました。三位には、準決勝の同門対決で惜しくも敗れた伊藤選手(坂戸綜武館)が入賞いたしました。
綜合乱取試合:
打込乱取とことなり、投げ技、抑え技ありの綜合乱取では、 打ちばかりではなく、隙あらば投げに入ろうとする選手も多く、好試合が展開されました。 ただし、
こちらも今大会城北および坂戸の各綜武館から多数のエントリーがあり、激しい試合が予想されました。 終始投げにこだわるもの、そして打ちにこだわるものと各自の得意な分野での攻防となりましたが、
もう一つのところで、技有りを取りそこなって、時間内での決着がつかず判定に持ち込まれるケースも例年の大会に比べ多かったようです。
さてこうした道場勢の勢いを抑えて、綜合乱取で見事優勝を果たしたのが、栗原選手(日大理工)。打ち・投げともにバランスよく攻撃を見せ見事優勝を。準優勝には東原選手(城北綜武館)、
三位には草野選手(坂戸綜武館)が入賞。どの試合も激しく、そして打ち・投げの応酬が随所に見られる好試合でした。

≪ 大会結果 ≫