第25回日本学生合気道新人戦
開催日:11月12日(日)
場所:日本大学商学部 体育館

11月12日(日)、東京・世田谷区の日本大学商学部体育館におきまして、第25回日本学生合気道新人戦が開催されました。
木枯らし一号も吹き本格的な冬を迎えつつある東京、前日も冷え込んで肌寒かったものの、大会当日は寒さも一段落。
出場選手は昨年よりもさらに少なくさみしかったものの、体育館の中では、応援に駆けつけた方々の及び学生達の熱気にこもった声援の中で、
選手の皆さんが元気よく普段の稽古の成果を発揮されていました。
打込乱取試合:
エントリーは少なく、また組手などとかけ持ちの選手もいる状態ではありましたが、慣れない試合ではあるものの反則は少なく、元気のある試合が多かったようです。
まだまだ、間合いの取り方に問題があったり、 残心や不正確な打ちがあったりと、課題は多いものの、例年見られるような単に手数のみを競うと言った面は少なく、
しっかり相手を見据えて打ちをだしていたところなど評価できる面も多々ありました。
乱戦を制して優勝を果たしたのは、中村選手(電大)、2位には高草木選手(電大)、そして3位には栗原選手(日大理工)が入賞を果たしました。
組手乱取試合:
やはり昨年に比べると、エントリー人数も少なかった組手乱取。基本技をしっかり、態勢を崩すことなくかけられるか否かが勝敗を左右しておりました。
組手乱取同様、試合経験の浅い選手が多いため、技にいまひとつきれが足らない面も多々ありましたが、その中で終始きっちり基本に忠実な技を見せていた、
平木選手(立教)が1・2回戦から順当に勝ち上がり、見事に優勝を果たしました。2位には中村選手(電大)が、そして3位には遠藤選手(立教)が入賞を果たしました。
捕技乱取試合:
打込乱取や組手乱取と異なり、1級あるいは初段の選手が出場する捕技乱取。試合の方も、一転。好試合の連続となりました。既に初段になっている選手の場合にはある程度落ち着いた試合をみせ、
変化技も折り込んだ接戦が続いておりました。
さて、その接戦を勝ち抜いて、見事優勝を果たしたのは、半谷選手(立教)でした。2位には高階選手(立教)が、そして3位に高橋選手(立教)が入賞。
立教大学の選手の皆さんの頑張りが他を圧倒した形になりました。
綜合乱取試合:
単なる打だけの試合と違い、投げなどがあり、間合いの重要性が問われる綜合乱取。1・2回戦から接戦の連続。打技が見事に決まるケースもあれば、飛び込み内刈が見事に決まったり、
あるいは逆抱腰捨て身が見事に決まるケースもあるなど、打ち・投げ共に双方譲らずと言った試合の連続でした。
終始投げに徹するものもいれば、打ち・投げを多彩に使い分ける選手もおり、来年の学生大会には面白い存在になるのではないか?と期待を持たせてくれる選手も多かったようです。
さて試合の方は、1回戦から打ち・投げをバランスよく繰り出して終始安定した攻撃をみせていた土井選手(立教)が見事に優勝を。
2位には惜しくも決勝では敗れたもののやはりバランスのいい攻撃で終始善戦を見せていた生形選手(電大)が、そして3位には高橋選手(立教)が入賞を果たしました。

≪ 大会結果 ≫