祖父江皆傳師範からのあいさつののち、大会に先立って審判長・小野奥傳師範から、試合上の諸注意があり、その後さっそく、早速Aコート、Bコートに分かれて、試合がスタートいたしました。
男子綜合乱取試合:まずはA、Bコートとも、綜合乱取からスタート。男子綜合乱取は、16名の選手たエントリー。女子綜合乱取では、9名。そして女子打込乱取には、4名の選手が出場し、激しい打ち合い、そして投げによる攻防が繰り広げられました。
-- 男子綜合乱取:
Aコートでは、斉藤選手(板橋)、昨年の学生大会の覇者・恩田選手(坂戸)の2名が準決勝へ。Bコートからは、昨年2位となった尉遅選手(立教)と、松井選手(北大)の2名が準決勝へ進出。
準決勝戦では、Aコートからは、恩田選手が、Bコートからは尉遅選手が決勝に進出。昨年の決勝戦と同じ組み合わせとなりました。
決勝戦がスタートしてほどなく、恩田選手が右胴打ちで技ありをとり先制。その後、尉遅選手も打ちで応戦するもののどうしても相手の打ちを避けての打ちになるためか、横打に近くなり、有効な打ちが決まらず。そうこうしていると、再度恩田選手の右胴打ちがさく裂。
右胴打ち2本を決めた恩田選手が、見事優勝を果たしました。三位決定戦では、板橋・斉藤選手が、北大・松井選手を制して、個人戦で初の3位入賞を果たしました。
女子綜合乱取・打込乱取試合:女子の部は、前年まで打込乱取のみでしたが、今回から綜合乱取もスタート。打込乱取から、綜合へとエントリーを変えた選手もいるため、綜合は9名のエントリーに対して、打込はちょっと少なめの4名となりました。
--女子綜合乱取:
男子に続いて行われた女子綜合乱取。本大会から正式種目として、スタート。9名と、立教・富山・北大の3大学によるバトルとなりました。特に富山大は、5名の選手が出場。どの試合も、一回戦から白熱した、打ち・投げの見ごたえのある試合が展開されました。
Aコートからは、2回戦から出場している醍醐選手(立教)が決勝に進出。そしてBコートからは、やはり2回戦から出場している植木選手(立教)が決勝に進出。昨年の 第1回武田流中村派若獅子戦では、惜しくも2位に甘んじた植木選手でしたが、本大会では初戦からエンジン全開。逆抱えの投げもさえ、そして隙あらば打ちでも技ありを取れるという多彩な攻撃を見せて、決勝戦に進出。決勝戦では、試合開始早々に、この大会 投げのうまさを発揮する植木選手が内刈で技ありを先取。醍醐選手も内刈や打ち技で攻めを見せるものの、試合は拮抗。試合終盤、植木選手の正面打ちが入り、2本先取した植木選手が綜合乱取で初の栄冠に輝きました。
--女子打込乱取:
女子の部では、これまで通り打込乱取も実施。今回から始まった綜合乱取にエントリーした選手もいるため、こちらは4名で競われました。こちらはすべて、立教勢のみの同門対決となりました。
Aコートからは、鎌形選手(立教)が決勝に。そしてBコートからは曽我野選手(立教)が決勝へ。決勝戦では、中盤までは両者互角の打ち合い。中盤過ぎ、鎌形選手が正面で先制。そしてその後、すぐに左胴打ちで技ありをとり、2本決めた鎌形選手が見事優勝を果たしました。
捕技乱取試合:総勢35名の選手がエントリー、Aコート、Bコートに分かれて、まずは4回戦まで実施されました。
この部門では北大からは、海外からの留学生が2名捕技に出場。善戦を見せるもののまだまだ力が及ばず残念な結果になりましたが、来年以降の活躍に期待したいところです。
一方で、富山大、北大、坂戸勢を抑えて、層の厚さを発揮した立教勢が躍進。4回戦を勝ち上がって準決勝に残ったのは、Aコートからは、田村選手(立教)と岡本選手(立教)の2名が。Bコートからは、醍醐選手(立教)と、植木選手(立教)の2名。
その後の準決勝では、そして決勝へは、僅差ながら田村選手と醍醐選手が進出しました。そして決勝戦、打込乱取で3位入賞を果たした田村選手と、綜合乱取で、準優勝を果たした醍醐選手による試合。ともに、綜合・打込・捕技とフル回転で試合に参加してましたが、最後まで気抜かず、相手の攻撃を受けてから投げに入るまでの動作のスムーズさ、技の多彩さなどから醍醐選手が上回り見事判定勝ちをおさめ優勝を果たしました。
三位決定戦では、女子綜合乱取で大活躍した、植木選手が、この部門でも力を発揮し入賞を果たしました。
自由形試合:徒手自由形試合は、総勢9組がエントリー。技の連携、受けから投げへ、投げから受けへの工夫を凝らした攻防が展開。どの組の演武も見ごたえのあるものでした。
そんな中、頭一つ抜きんでた形で優勝を果たしたのが、曽我野・濱口組(立教A)。一つ一つの技がしっかりしていて、さらに技にぶれがない。技の流れも、一番スムースで、そんな中で捨て身技などの変化技も多用していて評価が高かったようでした。そして2位となったのが、鎌形・菅野組(立教C)。3位となった中澤・矢澤組(坂戸C)とは、点数的には同点。ともに80点越えの演武でしたが、わずかに時間差で、立教Cが2位、坂戸Cが3位となりました。
団体戦:団体戦は、板橋綜武館、坂戸綜武館、立教大学、北海道大学、富山大の5団体で試合が行われました。今回、大将戦が、男子綜合乱取になるグループと、女子綜合乱取になるグループに分かれる形となった変則的な争いとなりました。
-- 男子綜合乱取がある部:
こちらは従来通りの団体戦。板橋綜武館、坂戸綜武館、立教大学、北海道大学の4団体で試合が実施されました。
Aコートからは、坂戸綜武館が、Bコートからは立教大学が進出。Bコートで行われた決勝戦。副将戦までは、ともに1勝1敗2引き分けといい分。大将戦の行方次第ということになりました。大将戦は、恩田選手(坂戸)と尉遅選手(立教)による試合。恩田選手は、果敢に相手を巻き込んで投げに入ろうとするものの今一つ決まり手にならず。そして試合中盤、恩田選手の右胴が決まると同時に、残心で下がる恩田選手を追いかけて尉遅選手の返し正面打ちも決まり、技あり・技ありのイーブンに。その後も双方の攻防が続き終盤に尉遅選手の胴打ちが決まり逆転で、立教大が2対1、2引き分けで優勝を果たしました。
-- 女子綜合乱取がある部:
こちらは2組。立教大学と、富山大学の間で競われました。
Aコートで実施されたこの試合。女子綜合乱取で優勝を果たした植木選手、捕技で2位となった醍醐選手を擁する立教。次鋒に醍醐選手、中堅に植木選手をおいて、先行逃げ切りが狙える体制で試合がスタート。副将戦までで、2勝0敗2引き分けで、その戦法通り、立教が優勢のままで、大将戦へ。大将戦では、菅野選手(立教)、瀧澤選手(富山)の両名の、投げ・打ちの激しい攻防が続く中、試合後半富山大学の大将・瀧澤選手が意地を見せて左胴打ちで技ありを先取。大将戦は富山が取り返したものの、試合はそこまで。見事、立教がこちらでも優勝を果たしました。