祖父江大会会長からの挨拶、そして小野大会審判長から、初めて試合を行う子供たちもいることから、挨拶や、構えなど試合を行う上での
注意事項について確認があったのち、早々に試合がスタートいたしました。
幼少年組手乱取:15名の子供たちが出場。小さいだけに、技以上に体格差も影響してきます。
さてそんな中で、竹内さん(坂戸綜武館)と、太田くん(本部綜武館)が決勝に進出。初めての試合で緊張がひしひしと伝わってくる試合でしたが、
太田くんでしたが、最後まで発生をはっきり、そして残心もしっかりとした技を見せて、見事優勝となりました。
幼少年打込乱取:男女合わせ13名が出場。一回戦から、激しい打ち合いになる試合も多く、子供たちの元気な声、そして声援が場内に響き渡っておりました。
橋塚君(坂戸綜武館)と下山野君(坂戸綜武館)が決勝へ。橋塚君が打ちで技ありをとれば、すかさず下山野君がうちで技ありを返すというシーソーゲーム。息詰まった試合でしたが、
終わりはあっけなく、下山野君が横打を2回して、橋塚君に技ありを献上し幕を閉じました。
小学生捕技乱取:昨年よりちょっと増えて、12名のエントリーで始まった捕技乱取。
決勝戦に勝ち進んだのは、西村さん(坂戸綜武館)と 鈴木君(坂戸綜武館)でした。
西村さんの投げ、発声そして残心と相変わらずの技のさえを見せて鈴木君を抑えて見事に優勝を果たしました。
小学生綜合乱取:6名と昨年より減っての試合となった小学生の綜合乱取試合。
単に打ちだけの試合と違って、投げに対しての攻防も入ってきます。少数精鋭で行われて綜合乱取試合は、
宮尾君(松戸綜武館)と、砂田君(板橋綜武会)が勝ち進み、二人により決勝戦が行われました。
宮尾君が、正面打ちで技ありをとれば、砂田君が胴打ちで返すという接戦でしたが、最後に、砂田君の逆抱えが決まり見事優勝を果たしました。
中学生捕技乱取:捕技の方は、昨年よりは多いものの出場者が7名とちょっと寂しい試合でした。
試合の方は、小峰君(武蔵嵐山綜武会)と、志賀君(松戸綜武館)が、決勝に進出。接戦でしたが僅差を制して、小峰君が見事
優勝を果たしました。
中学生綜合乱取:こちらも少数精鋭による試合となりました綜合乱取。体格もかなり良くなり、学生大会を思わせるような打ちや投げの応酬。
最後まで息を抜く間もありませんでした。
そんな中勝ち上がってきたのは、石田君(武蔵嵐山綜武会)と高野君(松戸綜武館)の両名。決勝戦では、石田君の左胴打ち、そして逆抱え腰車にて技ありをとり、
見事な一本勝ちを収めました。
団体戦:団体戦は、先鋒、次鋒、中堅、副将、大将の5名一チームで競われる競技で、先鋒(打込乱取)、次鋒(組手乱取)、中堅(綜合乱取)、
副将(捕技乱取)、そして大将(綜合乱取)にて行われました。
個人戦でも活躍している選手も多く、捕技乱取、綜合乱取ともに個人戦の好調さを維持している団体が、試合も優位に進めていたようです。
さて試合の方は、Aブロックからは、坂戸・嵐山の混成チームを抑えて、松戸綜武館が決勝へ。Bブロックからは、今回台風の目にもなっていた板橋綜武会を僅差で抑えて、
坂戸綜武館が決勝に進出。
決勝戦では、次鋒戦で松戸がとれば、副将で坂戸が追いつくという展開。勝負は大将戦の結果次第ということになりましたが、松戸の大将を務めた宮尾君がガンバリを見せて、
佐々木君(坂戸)を抑えて勝ち、逆転で松戸綜武館が優勝を果たしました。