13時半、開会式が始まり、開会の辞や祝辞などひととおりのセレモニーのち、14時前には、
熱戦の火ぶたが切って落とされました。
合気道・打込乱取試合:総勢13名のエントリーで始まった打込乱取試合。 br>
毎度のことですが、試合うもの両者ともに、合図とともに激しい打ち合いによるバトルが展開されています。
試合の方は、Aブロックからは、杉山選手(日大理工)が決勝に、そしてBブロックからは、堀江選手(電大)が決勝に進出。激しい打ち合いの末、
試合開始間もなくの赤・杉山選手の正面打ちが決めてとなり、杉山選手が優勝を果たしました。2位には堀江選手(電大)、3位には鹿沼選手(日大理工)、
敢闘賞は、戸村選手(電大)が入賞を果たしました。
合気道・組手乱取試合:組手乱取試合は、16名のエントリーでスタート。
組手乱取も、一回戦、二回戦、三回戦...と試合が進んでいくに従い、勝ち進む選手のレベルも上がり、一瞬のためらいや、迷いがその勝敗を左右したようです。
そんな気の抜けない組手乱取。Aブロックからは、平野選手(電大)が、Bブロックからは佐藤選手(立教大)が決勝に進出。甲乙つけがたい接戦の上、
平野選手が優勝いたしました。佐藤選手は、2位、堀江選手(電大)が3位に、戸村選手(電大)が敢闘賞に入賞いたしました。
捕技乱取:こちらは、15名のエントリーで始まった捕技乱取試合。初戦から僅差の試合が続き、組手乱取同様、
捕られてから技に入るまでのタイミングや技の切れなどの僅かな差が試合の勝敗を分ける形になりました。
そんな中、Aブロックからは、加藤選手(日大理工)が、またBブロックからは、宮崎選手(坂戸綜武館)が決勝に進出。
宮崎選手のタイミングのいい技、切れのいい技が、加藤選手を上回り、また加藤選手は受けミスなどもあり、宮崎選手が優勝を果たしました。
2位には、加藤選手が、3位には、安斎選手(日大理工)、そして敢闘賞には古村選手(日大理工)が入賞を果たしました。
綜合乱取:12名のエントリーで始まった綜合乱取は、まさに、打込乱取とは異なり、打ちと投げによる激しいバトルが展開されました。
そんな中、Aブロックからは、安斎選手(日大理工)が、そしてBブロックからは、長窪選手(日大理工)が進出。同門同士の決勝でした。
ともに手の内を知る者同士ではありましたが、投げからの打ち、打ちからの投げと両者ともに一歩も引かず後半に。試合終了間近、赤の正面打ちが決まると、
これが決まり手になり、赤の安斎選手が優勝を果たしました。2位には、長窪選手(日大理工)、3位には、下村選手(日大理工)、そして敢闘賞には、古村選手(日大理工)
と、選手層の厚い日大理工の独占となりました。
今回の大会では、昨年に続き来日中のベルギーのデボ先生ほか3名の先生も審判に加わりました。彼らの目に、
日本のこうした学生たちに試合がどのように映ったのか? 少なくとも元気な、そして激しいバトルを展開した学生達の姿は、
瞼の奥に焼きついたものと思われます。
人数的にも選手層の厚い日大理工がすべての面において活躍した大会となりましたが、来年の学生大会、そしてまた新人戦と、
どの団体においても、これを覆す力があるのは確かで、今後も大会に参加した全ての選手の活躍が注目されるところです。

≪ 大会結果 ≫
順位 |
氏名 |
所属 |
組手乱取試合 |
1位 |
平野 勝也 |
東京電機大 |
2位 |
佐藤 碧 |
立教大学 |
3位 |
堀江 侑平 |
東京電機大 |
敢闘 |
戸村 恭平 |
東京電機大 |
打込乱取試合 |
1位 |
杉山 和詩 |
日大理工 |
2位 |
堀江 侑平 |
東京電機大 |
3位 |
鹿沼 將 |
日大理工 |
敢闘 |
戸村 恭平 |
東京電機大 |
|
順位 |
氏名/団体 |
所属 |
捕技乱取 |
1位 |
宮崎 岳央 |
坂戸綜武館 |
2位 |
加藤 広紀 |
日大理工 |
3位 |
安斎 将章 |
日大理工 |
敢闘 |
古村 優樹 |
日大理工 |
綜合乱取試合 |
1位 |
安斎 将章 |
日大理工 |
2位 |
長窪 祥也 |
日大理工 |
3位 |
下村 大輔 |
日大理工 |
敢闘 |
古村 優樹 |
日大理工 |
|