12時半に開会式が始まり、開会の辞や祝辞などひととおりのセレモニーのち、13時前には早々試合へ突入。
2会場同時進行にて行われた試合の方は、道場対抗となる団体戦と幼少年部を中心とする打込・組手乱取とに分かれてスタート。
幼少年打込乱取:多少年齢差もあるせいか、元気よく打ちをみせる選手もあれば、
戸惑い気味に打ちをだす選手もありとまちまち。この中で昨年優勝の田中君(坂戸綜武館)が今年も健在。
動きもよく軽いフットワークから素早く相手の隙をついて左胴を決めるなど順調に勝ち上がり決勝へ。
そして一方Aグループでは、海老沢君(坂戸綜武館)がやはり決勝に勝ち残り、決勝は同門対決。
決勝戦でも田中君の勢いは衰えず、試合開始早々の左胴が決めてとなり、昨年に続き今年も優勝を果たしました。
幼少年組手乱取:本大会で、エントリー数が一番多かったのがこの部門。打込乱取同様、
技一つにしても、年齢によって多少レベル差が開いてしまうところはありますが、
小さいながら元気よく発声をしてしっかり技をかけていく子供達が順当に勝ち残り、
一昨年の大会で惜しくも三位入賞にとどまってしまった、内田さん(上富綜武館)が決勝で、
宮本君(玉川綜武館)を下し、今年は見事に優勝を果たしました。
小学生綜合乱取:一つも二つの抜きんでた恵まれた体格に加え、
打ちだけではなく良いタイミングで見せる逆抱腰捨身が決まり、一回戦から順当に勝ち上がり決勝に上り詰めたのが岩田君(坂戸綜武館)。
これに対しやはり投げを中心に勝ち上がってきた小林君(埼玉綜武館)。この二人で行われた決勝。
小林君が良いタイミングで投げの体制に入るものの、その恵まれた体格をもつ岩田くんには全く通じず。
逆に岩田君のタイミングの良い逆抱腰捨身が決まり、これがポイントになって見事に岩田君が優勝を果たしました。
小学生捕技乱取:エントリが一番少なかった小学生の捕技乱取。とは言え、実績のある子供達がその実力を発揮。
決勝は、昨年二位に甘んじた山岸君(坂戸綜武館)と一昨年の幼少年の部組手乱取で二位に入賞している徳竹さん(坂戸綜武館)との同門対決。
準決勝では、余裕すら感じさせ、見事な技を見せていた徳竹さんでしたが、決勝では山岸君の方がその冴えが上回り、
山岸君が見事、徳竹さんを抑えて優勝を果たしました。
中学生綜合乱取:中学にもなると、学生顔負けの技を見せる子もでてくるなど、
激しい試合が繰り広げられる綜合乱取。打技だけ、投技だけといった偏った攻撃ばかりではさすがに勝ち残るのは難しいところ。
この激しい接戦を勝ち抜いてきたのが、久住君(南總綜武館)と菊池君(坂戸綜武館)の二人。準決勝では、
久住君は見事な内刈を二本決め、一方では菊池君は左胴を二本決めるといった展開。
打ち・投げのバランス良い攻撃を見せていた菊池君は、決勝戦では逆抱腰捨身を二本決め、昨年の小学生の部に続き、
今年は中学生の部で見事優勝を果たしました。
中学生捕技乱取:小学生の部捕技乱取同様エントリーが一番少なかったこの部門。
少ない分やはり、実績のある子供達が順当に勝ち上がり、決勝は昨年二位の伊藤君(坂戸綜武館)と昨年の小学生
綜合乱取で三位になった君島君(坂戸綜武館)。捕技では、実績が上回る伊藤君が終始落ち着いた試合を見せて君島君を抑えて優勝を果たしました。